私たちが目指す未来
多様なパートナーシップによって
きれいで豊かな海を
次世代へ
次世代に引き継ぐ〝きれいな海と豊かな海〟を残すために、
多様なパートナーシップとイノベーションを起こして、
持続的な海洋保全と環境問題解決を目指すプロジェクトをつくり続けます。
プロジェクト推進にあたり、2050年には魚の量を上回ると言われる深刻なプラスチック問題を中心に解決。
プラスチックを排出元で有効活用させ、
さらに豊かな海をつくるための海洋環境改善を会員メンバーの英知を結集させて対策へと導きます。
さらに、ご賛同頂いている自治体、団体、企業などと連携し、
付加価値向上とプロジェクト実施の地域貢献に全力を尽くす所存です。
2つの発生元でプラごみを価値化
世界では、年間800万トンのプラスチックが海に流出。日本では、プラスチック資源循環法が施行され、排出者責任における自主回収や有効利用が求めれる中、現在のリサイクル手法では排出元での循環利用が難しいのが現状です。クリーンオーシャンプロジェクトでは、海洋プラスチック問題の解決と同時に新たな付加価値の創造を目指しています。
日本沿岸の漂着プラごみがマイクロプラスチック化する前に貴重なエネルギーや資源として有効に利用。地域産業を支える地産地消の貴重な資源と捉え、付加価値化を図ります。
日本国内で原料リサイクルされているプラスチックごみは10%未満。自ら循環利用している企業はごくわずかです。自社で資源化・自社熱源へ循環してゼロエミッションを実現します。
漂着フロートの実証実験からスタート
2023年
リサイクルの日に法人化
本プロジェクトは、2007年水産庁の外郭団体の公益財団法人海と
渚環境美化・油濁対策機構と創立メンバーの代表理事が所属する
株式会社エルコムの漂着フロートの圧縮減容・エネルギー化の実証事業からはじまりました。
当時は、海洋プラスチックという言葉も世の中には浸透していない中、
漁業系の漁具である発泡スチロール製フロートの劣化による海洋汚染防止実証が本格化。
代表理事である相馬が海洋プラスチックの深刻さと単独での解決に限界を感じ、
社会に対する問題の提起とパートナーシップによる解決を目的に、
2020年任意団体としてクリーンオーシャンプロジェクトという名前が正式につきました。
主に、漂着するプラスチックと企業が排出するプラスチックの2つの発生元で有効利用することで、
海洋プラスチックゼロに向けた活動を開始。
その後、活動の賛同企業、団体が増え、
2023年11月国際プラスチック展の出展の前、10月20日リサイクルの日に合わせて一般社団法人化。
現在においては、海洋プラスチックに限らず、
次世代引き継げるきれいで、豊かな海を守るために会員の皆様とともに
持続的な海洋保全と環境問題解決の具体的な実効性のある手段を見出し、
サーキュラーエコノミーの追求を行っている。
沿革
株式会社エルコムの漂着フロートの圧縮減容・エネルギー化の実証事業からプロジェクトがスタート
任意団体としてクリーンオーシャンプロジェクトの名称が決定
国際プラスチック展の出展の前、10月20日リサイクルの日に合わせて一般社団法人化
代表理事を務める株式会社エルコムの相馬社長に
きれいで豊かな海の実現に向けた想いを伺いました。
クリーンオーシャンプロジェクト 代表理事
相馬 嵩央(株式会社エルコム 代表取締役社長)
一つの壮大な海の問題に挑む
海洋問題の大きさと深刻さに触れ
多面的な問題が山積みであることを知る
元々は海洋プラスチック問題解決のために水産庁の関連団体と2007年からスタートしたプロジェクトです。しかしながら、踏み込めば踏み込むほどその海洋問題の大きさと深刻さに限界を感じました。また、海洋プラスチック問題は、一部であり、ほかには環境教育の必要性、漁業従事者不足、白化現象、海水温や海流変化など地域によって多面的な問題が山積みであることを知りました。その一方で、素晴らしい活動や技術、ノウハウをもつ企業や団体が、私たちと同じく少数で問題に挑んでおり、その人たちと出会い同じ壁を感じていることを知りました。
一社では成し遂げれない問題を
産学官の連携イノベーションで解決
そのような課題に直面することで、企業や団体それぞれがバラバラではなく、問題のフェーズに合わせてメンバーを集って力を合わせることの重要性を実感しました。それぞれの課題の解決に大きな一歩を踏み出せるように、本団体を結成させてもらいました。メインのプロジェクトリーダーとなる団体を軸に、日本だけではなく、世界中でメンバーみんなの英知を結集してイノベーションを起こして、きれいな海と豊かな海を次世代へと繋げていきたいです。