clean ocean project

株式会社エルコム

捨てるなんてもったいない!
海洋プラからエネルギー循環

株式会社エルコムは、1991年の創業以来、資源の有効利用や環境負荷の低減を追求したソリューション機器を開発。2007年から水産庁や関係各所と連携しながら、漂着プラスチックの有効利⽤に向けた取り組みを開始。特にマイクロプラスチック化されやすい発泡スチロール製漂着フロートの有効利用を目指しこれまでに16,000本の漂着フロートの圧縮減容・燃料化を行ってきました。2016年、漂着プラスチックを燃料ペレットに変えて⼩型専用ボイラで温⽔や蒸気利⽤ができる「e-PEPシステム」を開発。2021年当取り組みに対してジャパンSDGsアワード特別賞を受賞。プラごみの削減や海洋流出防止に加え、温室効果ガス排出抑制にも寄与するものと評価をいただきました。

漂着プラスチックをエネルギー資源に変える循環システム

日本沿岸では年間約5万トンの漂着プラスチックが発生し、日本近海のマイクロプラスチック濃度は世界平均の27倍とも言われています。エルコムでは漂着プラの処理運搬の効率化と分散型エネルギー利用を可能にする減容化・燃料化・エネルギー化の3つのソリューションを提供します。

海の豊かさを守る~マイクロプラスチック化を防止

海水や不純物を含んだ汚れたプラスチックは、再生原料として利用が難しく、その処理は漂着沿岸地域の自治体の深刻な財政負担となっています。エルコムでは、漂着プラスチックを貴重なエネルギー資源に変え、漂着地域の環境保全・地域産業の振興・付加価値化を目指します。

つくる責任つかう責任~プラごみの企業内循環を促進

日本では、企業内で発生するプラスチックの約9割が外部委託処理に依存し、自ら有効利用を行っている企業はわずか。エルコムでは、混合・汚れ・複合材などリサイクルが難しいプラごみを発生現場で自社内循環利用を促進し、プラごみの海への流出を防ぐ仕組みの構築を図ります。

プラスチッククリーンエネルギー化システム e-PEPシステム

コストも環境負荷もミニマル化
~e-PEP導入による3つの効果

プラごみを発生元でエネルギー利用することによりLCA(ライフサイクルアセスメント)の観点から環境負荷を最小限に抑えます。
その導入効果は、1システムあたり年間約100トンプラごみの削減、約9万Lの既存燃料の省エネ、約スギの木約2万本分の温室効果ガスの発生の抑制に寄与します。